介護福祉士

認知症のご家族の傾聴ができるようにと学び始めました。自分を知り、自分と向きあう、自分の傾向、強さ、弱さを知り、自己受容することがカウンセリングに必要と学ぶ中で、私は自分に向き合うことをなるべくしたくないのだと気づき、そんな中でのエゴグラムはとても興味深かった。 高い箇所を縮めるより、低い箇所を伸ばすようにする。この考え方がとても面白く思った。 自分の傾向を知り、コミュニケーションが上手くいくようにしていくことが出来たら日々の生活にも役立つだろうと思う。

また、発達課題「静かなるときの流れと同一性の完成へ」の中で学んだこと。 老人ホームなどでただ何も出来ず車椅子に腰掛け、うつろな目で外を見ている人たちに出会うことが多いが、それは自分の心の中の長い時間と、自分が生きて来た今までの時間をつきあわせている静かな瞬間であり、それこそ「私は私であったのだ」という自我同一性の最後の作業中であるように思える、という考え方に驚いた。 研修等で老人ホームに行った時にそのような光景を見て、何だか悲しい気持ちになったことを思い出した。 「その時は人生で最も高度な作業中なのである」という考え方は仕事をする上で大切な考え方だと思った。「その人がそこにいるというただそれだけで尊いことなのだというこころを持つ」そうありたいと思った。良い相談相手になれるように学んでいきたいと思う。(期末レポートより抜粋)