市役所の児童相談員
市役所で児童相談係として働き始めて上司から「ものの言い方が良くない時がある。」「非言語コミュニケーションを改善するように。」と指摘されることがあったが、指摘されている内容を今ひとつよくわからず考え続けていた。
講義内容の「転移」「逆転移」エリクソンの発達段階に関しては知ってはいたが、現代ならではの傾向や問題が絡んでいることをも学びその重要性や深い洞察を感じた。
交流分析講座では自分のエゴグラムの結果を見て気づきがあった。講師の先生が言われたようにエゴグラムの5項目で人の心が全て解明できるわけではないが、5つのスケールを用いて自分を発見することができた。CPが高いと他人に厳しく、カウンセラーとしてはそこをコントロールする必要があると学び、一方でFCの高さを見て自分で子どもっぽいところがある自覚や、そのせいか子どもとの絡みは良く「感情が豊かで楽しい人」と言われることに納得した。私という人間は本質的には子どもだが、自分をコントロールして社会生活をやっているのかもしれない、と思った。
そんなことを考えながら昔の留守電の留守録を聞いてみたら、私の話し方はどちらかと言うとハキハキした感じだと感じた。大勢の前で話すときはハキハキした口調は適しているのかもしれないが、相談室には合わないのかもしれないと気づいて、上司が言っていたのはこういうことかなと思い至った。仕事でよく目にする現象と照らし合わせて「なるほど。」と腑に落ちる説明を聞きながら、楽しく勉強ている。(期末レポートより抜粋)