牧師・相談

自分は今まで良かれと思って、どれだけ人の範囲に土足で踏み込み、相手の自立を妨げてきたのだろうと気付かされた。
カウンセリングとは、基本はアドバイスすることすることではなく、クライアントが話す事によって自身で気づいていくような聴き方をする事であること、カウンセラーがこうしてやろうと操作し、アドバイスする事ではなく、クライアントは自分で変わりうるのだと信じて聴くこと、だと学んだ。 今まで相手が話している時に、次にこう話そうと準備するような気持ちで聞いていて、結局は相手の話しを何も聞いておらず、自分の考えを押しつけるような事をしていたと気づいた。また、自分に対する態度と人に対する態度は比例するということが自分にすごく当てはまることだった。自分に厳しく、苦しみをのりこえてきた部分があったのだが、時に人に厳しいことを要求して、少しのことで弱音を吐くような人を見ると、つい心の中で裁いてしまうようなことがずいぶんあった。自分をありのまま認め、自分を嫌悪して責めるのではなく、自分にも優しく接するように試みた結果、心の中で人を裁く事が少なくなってきた。(期末レポートより抜粋)