CCCで教えるキリスト教カウンセリングとは?
スピリチュアルケアの真髄がここにあります!
カウンセリングには、大きく分けて指示的カウンセリング(カウンセラーが積極的に助言を与える方法)と、非指示的カウンセリング(クライエント自身の気づきを重視する方法)の2種類があります。後者の非指示的カウンセリングを基本としながらも、一般的なカウンセリングとは一線を画す独自の価値観とアプローチを持っています。
一般的なカウンセリングでは、カール・ロジャーズの非指示的アプローチが基盤となり、クライエント自身が問題の解決策を見出すことを重視します。しかし、キリスト教カウンセリングではこれに加えて、「無力の受容」 という独自の視点を持っています。
一般的なカウンセリングでは、クライエントを支援することが目的であり、カウンセラーは「援助者」としての立場を取ります。しかし、キリスト教カウンセリングでは「支援する者」と「支援される者」という立場の差を極力取り払い、「共にいること」に重きを置きます。この考え方の基盤には、イエス・キリストの生き方があります。イエスは、弱さや痛みを抱える人々と共に歩み、何かを押しつけるのではなく、その存在そのもので人々に寄り添いました。